「お医者さんに減塩を言われたけど、夫は全然聞かなくて…」
「本当は減塩と言われているけど、味を薄くすると食べないから」
そんな悩みを抱えている家族の方に、これまで何度も出会いました。
心配して食べ物に配慮している家族と、それを受け入れようとしない家族。
「減塩」が必要だとわかっていても、
それを続けていくことは大変な部分もあります。
今回は、家族が減塩を受け入れてくれない場合のアプローチ方法をいくつか考えていきます。
参考になる部分があれば幸いです。
なぜ家族は減塩を嫌がるの?
まず、なぜ嫌がるのか理解することが大切です。
理由には、こんなことが考えられます。
病気という実感がない

減塩が必要な状態であっても、普段「痛み」「しんどさ」等が無ければ、
「自分は大丈夫」と思ってしまうことは多くみられます。
食事の楽しみを奪われる感覚

食べることは人生の大きな喜びのひとつ。
それを制限されるのは、精神的につらいものです。
「自分の好きにしたい!」そんな気持ちが大きいと、
いくら周りが配慮しても、受け入れてくれることは難しいです。
「薄味=美味しくない」という思い込み

減塩=薄味=おいしくない
このように感じている方は非常に多いです。
でも実は、減塩でも美味しく食べられる方法はたくさんあります。

嫌がる家族への実践的アプローチ4選
そんな明らかに減塩を避ける家族にできることを、
4つ紹介していきます。
1.いきなり極端は減塩しない

一気に塩分を減らすと「薄い!」と嫌になってしまいます。
最初の2週間程度は、いつもの塩分量の90%程度に。
そして2週間経てば、次は80%程度に・・・。
そんな風に焦らず調整すれば、慣れやすいです。

2.小さめに切って大きく見せる

たとえば、毎日たくあんを食べる習慣があり、
それを減塩していてもずっと変えたくない!という家族がいた場合。
今まで輪切りで食べていたたくあんを、
千切りにして小皿に盛って出すようにします。
そうすることで、たくあんの量自体は半分にしても、
見た目ではあまり変わらずに受け入れてもらいやすいです。
ソーセージやハムなども同様に、
「今までより少し小さく切って、盛り付けで大きく見せる」を意識します。
3.「卓上の塩・醤油」を遠ざける

テーブルに塩や醤油が出ていると、料理に追加してしまいがちです。
できれば「無い」状態にしておくのがベスト。
でも、最初からそれは無理という方もいると思います。
そんなときは、次のような方法をおすすめします。
✓ 減塩醤油・減塩タイプの塩に変える
✓ ワンプッシュタイプのボトルに変える
✓ しょうゆを薄める
まず、簡単なのは減塩タイプの醤油や塩に変えることです。
そして、容器にも配慮します。

ワンプッシュタイプやスプレータイプの容器にすれば、
一度にドバーっとかけられないので、量が調整しやすいです。

醤油を薄めてしまう方法もあります。
ただ、この場合は保存がきかないので、
その日限りで使わない分は処分してくださいね。
4.数字で伝えるより「未来の姿」で伝える

「塩分は1日6g以下にしないと」という正論より、
「一緒に孫の成長を見たいね」「あなたに長生きしてほしいから」という言葉の方が、
心に刺さることが多いです。
案外、いつも一緒にいる家族よりも、
離れて暮らしている子どもや孫にそう言われると、「がんばろう」とやる気になる人もいます。
責めるのではなく、あなたが心配しているからという気持ちを素直に伝えてみてください。

家族が頑張りすぎないために

一番大切なのは、あなた自身が疲弊しないことです。
毎食、きっちり減塩食を作る必要はありません。
- 主食・主菜・副菜のうち、1品だけ减塩を意識する
- 外食やレトルトも上手に利用する
- かかりつけ医や管理栄養士に相談し、「プロに言ってもらう」という手も使う
できる範囲で、長く続けることの方がずっと大切です。
まとめ
減塩を嫌がる家族へのアプローチは、
正論より寄り添い、禁止より工夫がカギです。
できそうだなと思うことから、まずトライしてみてください。
「人を変える」ということは基本的に難しいです。
ですが、減塩の習慣を持つきっかけ作りのサポートはできます。
家族の減塩が思ったようにうまくいかなくても、
ご自身を責めたりする必要はありません。
レトルトやお弁当なども上手く使いながら、
気長にやっていきましょう♬
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