スーパーの棚に並ぶ「塩分50%カット」「減塩30%」といった魅力的なパッケージ。
見るだけで、なんだか体に優しい商品を選べた気になりますよね。
でも実はこの「%」の表示、比べる相手によって、
実際の塩分量がまったく違ってくることをご存じでしょうか。
今日は、かしこく減塩食品を選ぶための「表示の読み解き方」を、
わかりやすく整理してみたいと思います。
「◯◯%カット」は、いったい何と比べているの?

購入したい商品には、「塩分30%カット」と書いてある・・・。
これは一体何と比較しているの?
結論からお伝えすると、
この比較対象は法律(食品表示法)で決められています。
主に次の2パターンがあります。
パターンA:国の基準値と比べているケース

もっとも多いのがこのパターンです。
たとえば減塩醤油の「50%カット」なら、
日本食品標準成分表に載っている「こいくち醤油(100グラムあたり食塩相当量14.5g)」
と比べて、半分の約7.1gにしている、という意味になります。
パターンB:メーカーの「自社従来品」と比べているケース

「当社のレギュラー商品に比べて◯◯%減らしました」というケースですね。
パッケージの隅っこに、小さく「※当社通常品比」と書かれたりしています。
⚠️ ここに注意したいポイント

もともとの味付けが濃い商品(たとえば1食で塩分6gあるカップ麺)の場合、
たとえ「塩分30%カット」されていても、4.2gの塩分が入っていることになります。
一方で、別のメーカーの「通常品(塩分4g)のカップ麺」のほうが、
結果的に塩分が低い……という逆転現象も起こり得ます。
%の数字だけを見て安心するのは、ちょっと早いかもしれません。

パッケージの「ここを見る!」3つのステップ
パーセントの数字だけに惑わされないために、
次の順番でパッケージを確認するのがおすすめです。
まずは「栄養成分表示」へ直行

表面の「◯◯%カット」は、いわばキャッチコピーのようなものです。
判断材料にするなら、必ず四角い枠の「栄養成分表示」をチェックしましょう。
「食塩相当量」の数字を見る

ナトリウム量ではなく、ダイレクトに「食塩相当量」と書かれている数字を確認します。
これが、その食品に含まれている「本当の塩分量」です。
「単位(分量)」を確認する

実は、ここが一番の落とし穴なんです。
栄養成分表示に書かれている「単位」に、ぜひ注目してください。
- 「1杯(15ミリリットル)あたり」
- 「1袋(100グラム)あたり」
- 「1食あたり」
たとえばドレッシングの裏面に「食塩相当量 0.5g」と書いてあっても、
それが「大さじ1あたり」の数値だった場合。
2倍の量をドバッとかけてしまえば、塩分は倍の1.0gになってしまいます。
「自分が実際に食べる量」に換算して見る習慣をつけることが、
とても大切です。

知っておくと便利な「塩分計算」の基本

もしパッケージに「食塩相当量」が書かれておらず、
「ナトリウム(Na)」しか記載されていない商品や、
海外の食品を見かけた場合は、
次の計算式で塩分を割り出すことができます。
食塩相当量(グラム)=ナトリウム(ミリグラム)×2.54÷1,000
ざっくり計算のコツ

「2.54を掛けて1,000で割る」と考えると、
ちょっと面倒に感じてしまいますよね。
普段は「ナトリウムの数値を約2.5倍して、ミリグラムからグラムに変える」と覚えておくと、
簡単に計算できて便利です。
例:ナトリウム400mgの場合
400×2.5=1,000ミリグラム → 【食塩相当量 約1.0g】
まとめ
パーセントの数字は、
あくまで「目安」として捉えるのがオススメです。
最終的にはパッケージにある「食塩相当量」を見る習慣がつくと、
減塩のコントロールがぐっと正確でラクになります。
ぜひお買い物の際には、チェックしてみてくださいね♬




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