普段は減塩に向いた食品や、食べ方を主に発信していますが、
今回は「意味ないなー」と思ってしまった減塩方法を紹介したいと思います。
私は介護施設で働いています。
そこでは、高血圧や腎臓の病気などで「減塩食」を食べている利用者さんと日々接しています。
食事の時間はみなさん一番楽しみな時間。
でも、利用者さんの様子をよーく見ていると、
「…いやいや!それ、せっかくの努力が水の泡だよー!」と
心の中でツッコミを入れたくなる場面に時々遭遇します。
今日は、私が現場で見た「実は意味がない減塩アクション」を4つご紹介します。
もし心当たりがある方がいたら、今日から一緒に改めていきましょう!
「お湯で薄めたから大丈夫」…の落とし穴

一番よく見かけるのがこれ、「みそ汁をお湯やお茶で薄めて飲む」というパターンです。
「味が濃いから薄めるね」と、湯飲みのお茶やポットのお湯をドボドボ。
一見、塩分濃度が下がって良さそうに見えますよね。でも、ここが落とし穴。
結局、全部飲んじゃうんです。
「全部飲むんかーい」と心の中でつっこみます。
- 200mlの濃いみそ汁(塩分2g)
- 300mlに薄めた薄いみそ汁(塩分2g)
どちらも、飲み干してしまえば身体に入る塩分量は同じ「2g」ですよね(汗)
「薄めたから安心」とばかりに全部飲んでしまえば、意味はありません。
減塩するなら: 薄めるなら、せめてお汁を半分残しましょう!
「追い醤油」の悲劇…調理さんの努力が!

施設の調理スタッフは、調味料も計りながら調理しています。
「減塩食」を作るというのは、一般食よりもその分手間がかかっていることが多いです。
ところが、配膳された瞬間に、醤油をドバーッ!!とかけてしまう方がいます。
そのような方は、よく「味がしないから」と言われます。
「え?まだ一口も食べてないのに・・・減塩食の意味ないじゃん」と思ってしまいます。
しかも、ちゃっかりとマイしょうゆをポケットに戻している・・・。
いつの間にマイしょうゆなんて持っていたんだ・・・。
びっくりの連続です(汗)
長年、濃い味に慣れてしまっていると、
減塩食が物足りないのはよく分かります。
でも、どのおかずにも上から醤油をかけてしまったら、
それはもう普通の食事どころか「高塩分食」です。
減塩するなら: しょうゆをかける前に、まずは一口食べてみましょう。すべてにしょうゆをかけるのではなく、一品だけにかける。メリハリをつけます。
なぜ、それを選んだ?

食事も終わり、まったりしている時間。
ガサゴソ、ガサゴソ・・・
カバンの中から飴を取り出してパクっ。
「飴くらいなら楽しみだし、いいよね」と見守っていると、
そのパッケージには堂々と「塩飴」の文字が。
そして、口寂しくなればまたガサゴソ、ガサゴソ・・・
一体、1日に何個食べてしまうのか・・(汗)
もちろん、汗をよくかく時や食事が摂れない時は塩分補給も必要です。
でもここは空調の整った施設内。
せっかく減塩食を食べているのに、塩飴で塩を補給してしまう。
努力が水の泡です。
減塩するなら: 塩の入っていない飴をぜひ選びましょう。塩飴は大きさにもよりますが、1粒あたり塩分は約0.1g。たくさん食べるとやはり塩分は無視できません。
盲点のドリンク「昆布茶」

食後にほっと「昆布茶」で一息。
15時のおやつにも「昆布茶」がお供。
そのような方もいました。
確かに一見身体に良さそうだし・・・と思いますが、
昆布茶は意外に塩分が多い飲み物です。
その方も、塩分が多いと知らずに昆布茶を好んで飲んでいました。
伊藤園のホームページを参照すると、
昆布茶1杯あたりの塩分は約1.2gです。
1日に2杯飲めば塩分は約2.4g。
食事1食分になってしまいます。
梅昆布茶なども同様に塩分は多く含まれます。
ここは盲点になりがちですが、注意が必要です。
減塩するなら: お茶は、ほうじ茶・麦茶・玄米茶など、塩分を含まないものがベスト。
まとめ
今回は、私が介護現場で見かけた「ざんねんな減塩方法」を紹介しました。
本人は食生活に気を付けているけれども、実は逆効果・・・。
そのような事は、実は身近に多々あるのかもしれません。
自分自身のことも、たまには客観的に見てみる。
そんな視点も必要ですね。





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