「減塩って、なんだか大変そう…」
「味が薄くて物足りないんじゃない?」
そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
私は減塩生活を始めて7年が経ちます。
始めは薄味に抵抗を感じることもありましたが、
今ではそんな生活も楽しむことができています。
今回は、減塩生活を通して私自身が体験した「7つの大きな変化」について、
考えていきたいと思います。

味覚が鋭敏に。

減塩を始めて、一番大きく変わったのが「味覚」です。
以前の私は、濃い味を好んで食べていました。
ピザポテトのような濃くてこってりしたもの。
「激辛ラーメン」といったカップ麺など。
減塩生活を意識してからは、
✓ ドレッシングをかけずにサラダを食べる。
✓ しょうゆを付けずに刺し身を食べる。
このようなアクションを始めました。
最初は物足りなさが大きかった。
でも不思議なもので、1週間、2週間と続けるうちに、
だんだんと薄味に慣れてくるんです。
「あれ?野菜ってこんなに甘かったっけ?」
「お魚の旨味って、こんなに豊かだったんだ!」
素材そのものの味を純粋に感じられるようになっていることに、
自分自身驚きを感じることが増えました。
今では、外食や市販のお惣菜を食べると、「辛いな〜」と感じることが多々あります。
野菜のありがたさを痛感する

味覚の変化とも関連しますが、
減塩生活は私に「野菜の本当の美味しさ」そして「ありがたさ」を教えてくれました。
特に、旬の野菜をシンプルに蒸したり焼いたりして食べる。
これが本当に至福のひとときです。
トマトは常温で濃い赤い色になるまで置いて、食べます。
すると甘みも強くフルーツのようです。
玉ねぎもゆっくりと炒めてほのかにあめ色になるのを待ちます。
すごく旨味が増します。
塩分に頼らなくても、
野菜って本当に美味しいです。
「喉の渇き」に敏感になった

「喉が渇くな」を感じる。
これは、地味ながらも大切な変化です。
以前は、喉が渇いてもあまり気にしなかったり、お茶やコーヒーでごまかしたりしていました。
でも、減塩を心がけるようになってから、
体が本当に水分を欲しているサインを、よりはっきりと感じ取れるようになったのです。
特に、外食などで少し塩分の多いものを食べた後は、てきめんに喉が渇きます。
「今の食事は塩分が多かったんだな」と、身体が正直に教えてくれる感覚です。
塩分だけでなく、乾燥している日なども、
喉が渇く感覚があります。
そんな日はマスクをしたり加湿器をかけます。
どちらにせよ、自分の身体に向き合うことが少しできるようになったかな。
そんな風に感じています。
買い物での「食品選び」が慎重に

以前は、特売品やパッケージの見た目を重視していました。
今、必ずチェックするのが、食品の裏側にある「栄養成分表示」。
原材料などもチェックします。
例えばシリアルを買うにしても、
塩分量って驚くほどメーカーによって違います。
同じような食品なら、塩分量が少ないものを選びます。
また、原材料もなるべくシンプルなものを選びたい。
そんな気持ちもあるので、買い物は慎重になりました。
その分、時間はかかります・・・。
外食のお店選びの変化

一見、身体によくなさそうな「ファーストフード店」や「ファミリーレストラン」。
しかし、全国にあるチェーン店こそ、
栄養成分表示がしっかりと公開されていて、
行きやすいと感じるようになりました。
減塩しているから外食はできない・・・
そうではなく、
✓ 何を選ぶか
✓ どう注文するか
それが大切です。
逆に行きづらくなったお店もあります。
それは「居酒屋」です。(特に安いチェーン店)
お酒と一緒にたべるものは味が濃く、
塩分量も把握しにくいからです。
もちろん、仕事などの付き合いで行くこともあります。
そんなときは、できる範囲で食べるものを調整します。
健康への意識が上がった

減塩は、単に食事の塩分を減らすだけでなく、
「健康への意識」そのものを大きく変えてくれました。
とくに、
✓ 睡眠をしっかり摂ること
✓ アルコールをやめること
この2つを大きく改善することにつながりました。
睡眠をしっかり確保することは、
精神的に本当に大切です。
ちょっとのことでイライラもしないし、
ヤケ食いすることもありません。
アルコールを飲まなくなったことも自分にとっては大きい。
胃がチクっと痛むことが激減しました。
また、アルコールで気持ちよくなっていた時間を、
今では有効に使える。それが嬉しいです。
大食いチャレンジに違和感しかない

減塩生活を始めてから、
いわゆる「大食いチャレンジ」のようなテレビ番組に対して、
以前とは異なる感情を抱くようになりました。
食材の持つ本来の味、そして食べ物を大切に思う気持ちが育ってくると、
大量の食べ物を短時間で消費する姿に、
どこか痛々しさを感じてしまうようになったのです。
エンターテイメントとしての側面を否定するつもりは全くありません。
ただ、「身体に負担をかける食べ方」や「食材を消費するだけの行為」に対して、
素直に楽しめなくなってしまいました。
変化を受け入れる
ここまで、私が減塩生活で体験した7つの変化を紹介しました。
減塩生活は単に「塩分を控える」というだけでなく、
食材への感謝の気持ちを持ち、
自分の身体をより深く理解するきっかけを与えてくれました。
完璧にできているわけではありませんが、
長い目で「気楽に、楽しく」続けることを大切にしています。
同じように減塩生活を続けている方がいらっしゃれば、
ぜひ一緒に気楽に取組んでいきたいなと思います。
減塩生活を始めて起こった変化、
何かあればコメントで教えてください♫
