エレキソルトを使って感じる「葛藤」

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コラム

減塩生活を始めて7年。

当初は抵抗を感じていた私も、

今ではすっかり薄味に慣れ、素材の味を深く楽しめるようになりました。

そして新しく加わったアイテム「エレキソルト」。

電気の力で塩味を強く感じさせるという、今までにない技術。

これはすごい!と、期待に胸を膨らませて使い始めたのですが、

実はある「葛藤」を抱えています。

エレキソルトがもたらす「革命」

エレキソルトはキリンホールディングスから発売されている商品です。

「第12回技術経営・イノベーション大賞」などの賞ももらっている、

素晴らしい商品です。

実際、エレキソルトのスプーンを使って食べると、

確かに塩味が際立ちます。

塩分を減らしても、味を濃く感じ食事を楽しめる。

これは、減塩生活において非常に大きな「革命」だと感じました。

しかし、その一方で、私の中にはある「葛藤」も生まれました。

「薄味への慣れ」との矛盾

私の減塩生活の根幹にあるのは、「薄味に慣れること」です。

最初は物足りなく感じた味付けも、

続けるうちに素材本来の甘みや旨味を感じられるようになり、

濃い味付けがむしろ「辛い」と感じるようになりました。

しかし、エレキソルトを使っていると、

この「薄味に慣れる」というプロセスが阻害されるのではないかと感じることがあります。

エレキソルトを使えば、少ない塩分で「美味しい」と感じられる。

これは素晴らしいことですが、

薄味そのものに慣れる必要がなくなる、とも言えるのではないでしょうか。

本来、減塩は「健康のために塩分摂取量を減らす」と同時に、

「健康的な食生活を長く続けるための習慣を身につける」

という側面も持っているはずです。

エレキソルトによって、一時的に塩分摂取量を抑えられたとしても、

舌が薄味を「美味しい」と感じるようになるわけではない。

むしろ、薄味に慣れる機会を失ってしまうのではないか、

という気持ちが沸き、葛藤してしまいます。

「さらなる減塩」と「手間」

エレキソルトを使うことで、

今までよりもさらに塩分を減らした料理でも満足感を得られる

という考え方もできます。

例えば今まで「小さじ3」入れてたしょうゆの量を「小さじ2」にする。

などです。

エレキソルトのおかげで、

さらに一歩踏み込んで塩分を減らすことも可能です。

しかし、そのためには「さらなる減塩」という新たなハードルが出てきます。

それは「調理の手間」です。

例えば、私の場合、

今までの調理の仕方

①薄めに味付けをして、自分と娘の分を取り分ける

②再び味付けをして、夫の分を作る

それを次のように工夫する必要があります。

エレキソルトを使う場合の調理

①うす味で味付けをして、自分の分を取り分ける

②少し味を足して、娘(2歳)の分を取り分ける

③再び味付けをして、夫の分を作る

この3段階の味付けをすることが、

非常に「手間」になってしまいます。

もちろん、パパっとできる方もいると思います。

ただ私にとっては面倒です。

面倒だと、継続することができないんですよね・・・。

エレキソルトをどう使いこなすか?

エレキソルトは、減塩生活における画期的なアイテムであることは間違いありません。

しかし、薄味に慣れるということの難しさ

そして調理の手間が増えるという問題がでてきます。

日々の食卓において、「薄味に慣れる」ことはやはり大切です。

エレキソルトはあくまで補助的なツールであり、

減塩生活のベースになるのは、

塩分を減らした味にだんだん慣れていくことなのではと感じます。

今はスプーン型のエレキソルトですが、

今後、箸型のタイプや違う形状のものが出てくる可能性もあります。

そうなると、また生活が変わってくるかもしれません。

新しい技術を取り入れながらも、

「無理なく、楽しく」減塩生活を続けていきたいと思います。

yuu

8歳の息子、1歳の娘、夫と4人暮らし。
胃の疾患があり、減塩を意識した食生活をしています!
介護福祉士・管理栄養士資格を持ち、介護施設で勤務中。
日々バタバタと生活していますが、子どもたちと遊ぶことが楽しいです♪子育てや日々感じたことを発信しています。

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手間ひまかけず減塩生活。〜子どもと一緒に育つ日々〜