「塩少々」という言葉、レシピでよく見かけます。
この曖昧な表現、どのように解釈されていますか?
“塩少々”・・・「親指」と「人差し指」の先2本指でつまんだ分量。約0.6g
味の素ホームページより引用
“塩ひとつまみ”・・・「親指」、「人差し指」、「中指」の3本指でつまんだ分量。約1g
塩少々とは基本的に「親指と人差し指の先2本指でつまんだ量」のことを示すようです。
ですが、指の大きさ・つまみ方・塩の種類(粒子の大きさ)などによって、
量には差があります。
たったこれだけの差でも、毎日の食事で積み重なると、無視できない塩分量になります。
今回は、今まで何気なくやっていた「塩少々」を考えたいと思います。


塩少々を適当にすることのデメリット

しっかり減塩したい!そんな気持ちを持っている方にとって、
塩少々はやはり無視できないと思います。
塩少々を適当にしてしまうことのデメリットを考えます。
- 塩分摂取量が曖昧になる: 自分がどれくらいの塩分を摂っているのか把握しづらくなります。
- 減塩が進みにくい: 無意識に塩分を摂っていたら、なかなか減塩効果を実感できません。
- 味覚の変化を妨げる: 薄味に慣れる機会を逃してしまいます。
味が薄いなと思うと、つい何度か指でつまんで塩を足すことがあります。
その積み重ねがよくないですね。
「塩少々」を卒業するメリット

「塩少々」を卒業し、ミニスプーンなどで正確に計量することは、
少し手間が増えるように感じるかもしれません。
でも、その手間をかけることで得られるメリットがあります。
- 正確な塩の量がわかる: 自身の塩分摂取量の把握がしやすくなります。
- 薄味に慣れる第一歩: 正確に計量することで、まずは意識的に塩分量を減らすことができます。徐々に薄味に慣れていくことができます。
「塩少々」からの卒業方法
では、どのように「塩少々」から卒業したらいいのか、
2つの方法を紹介します。
ミニ計量スプーンを使う

普通の小さじよりも小さい、ミニ計量スプーンを準備します。
私は、だいぶ前に雑誌「栄養と料理」の付録でついていたミニスプーンを使っています。

このミニスプーン、3種類あります。
0.1ml= 塩0.12g
0.5ml= 塩0.6g
1.0ml= 塩1.2g
私の「塩少々」を、0.5mlのミニ計量スプーンと比較してみました。
(猫より上が0.5mlで測った塩。下が私の塩少々)

私が親指と人差し指でつまんだ「塩少々」は、
0.5ml(0.6g)よりは少ないことがわかります。
塩を少し加えたいときは、
このミニ計量スプーンを使うことで、曖昧な「少々」を避けることができます。
0.1g単位のキッチンスケールを使う

塩を加えるときは、このような0.1g単位で測れるキッチンスケールを使う。
そうすることで、実際の量がはっきりとわかります。
キッチンスケールをしまっておくと、出すのが面倒になりがちです。
出し入れしやすい場所に置いておくのがオススメです。
まとめ
今回は、「塩少々」を卒業する方法を2つ紹介しました。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、
使う塩の量を把握できることは、減塩生活にとっては良いことです。
知らず知らずのうちに、塩を摂りすぎないための一つの方法として、
ぜひトライしてみてください。


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