透析しているある方の話

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コラム

こんにちは。

今このページを見てくださっている方は、

普段から「減塩」を意識している方が多いのではと思います。

今回は、私が職場で関わっている透析している方の話を紹介します。

この方の生き方を見ていると、

とても清々しい気持ちになります。

減塩生活にも、何かよいヒントになるのではと思います。

Kさんという女性

私は介護施設に勤務しており、

「通所介護」というところにいます。

いわゆる「デイケア」「デイサービス」というところに携わっています。

そこへ来ている80代の女性Kさん。

人工透析をしているので、週に3回病院へ通院されています。

人工透析とは

人工的に血液中の余分な水分や老廃物を取り除き、血液をきれいにする働きを腎臓に代わって行う治療法です。

個人差はあるものの、

✓ 水分

✓ 塩分

✓ カリウムやリン

これらを摂りすぎないように指導されます。

Kさんが1日で飲んでも良いと言われている水分は約650ml。

コップ4杯程度と少ない量です。

Kさんは、水分をしっかり摂りたい気持ちが強い方。

ご自身で「我慢」する場面がよくあります。

たまにイライラもしています。

日中、家で1人でいる時など、

どのようにしてうまく水分量をコントロールしているのか

訪ねたことがありました。

その答えは、

「私は豆から挽いたコーヒーが大好きなの。

家で豆を挽いて、自分でドリップしてコーヒーを飲む。」

「その幸せがあれば、あとの水分は少々我慢できるものなの」

という意外なものでした。

コーヒーを180cc入れて、残りの摂っていい水分は約470ml。

それは小さい湯呑みに少しお茶を入れて、

ちょっとずつ飲むそうです。

自分にとって幸せなことを最優先。

お医者さんから水分制限を言われると、

好きなコーヒーでもちょっと減らさなくちゃ・・・

そんな風に考える方って多いと思います。

ですが、その行為は少しずつ「ストレス」になります。

Kさんのやっていることは逆です。

水分制限があっても大好きなことは最優先で楽しむ。

楽しんでいるから、あとのことは少々我慢できる。

そんな日々の暮らし方がとても上手だなと思いました。

コーヒー豆も、

何十年もお世話になっている喫茶店で購入されています。

「息子にわざわざ連れてきてもらうんだ」と

ちょっと申し訳なさそうに言われる姿がまた微笑ましいと思いました。

自分にとって譲れない「幸せ」は何?

Kさんの暮らし方は、

減塩生活でも同じではないかと私は感じました。

減塩を意識していて、自分の「大好き」を我慢している。

そんな方は、考え方を変えてみても良いかもしれません。

例えば、自分でつくった「たくあん」を食べることが幸せ。

そんな方なら、「たくあん」はしっかり味わって食べる。

ですが、その分他のおかずにはしょうゆはかけない。

そのようにメリハリをつける。

そのような食べ方のほうが、すんなり続けられるかもしれません。

私自身、譲れないことは何かな・・・?

考えてみましたが、

塩分の多いもので

どうしても譲れない!というものが思いつきません・・・。

時々、家族で回転寿司を楽しみたい。

その程度でしょうか。

私はKさんのように、「これが幸せ」という食生活があまりないようです。

皆さんはなにか譲れないこと、ありますか?

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yuu

9歳の息子、2歳の娘、夫と4人暮らし。
介護福祉士・管理栄養士資格を持ち、介護施設で勤務中。

自身に胃の疾患があり、胃がん予防のため減塩を意識した食生活をしています。減塩生活を楽しむための工夫や、知って役立つことなどを発信しています。減塩生活を続けている方のモチベーションアップに貢献できたらと思っています。

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手間ひまかけず減塩生活。〜子どもと一緒に育つ日々〜

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