暑い夏、つるりと喉ごしの良いそうめんやうどん、
そばは食卓の強い味方です。
手軽に食べられる反面、気になるのが塩分です。
乾麺には保存性を高めるために多くの塩分が含まれています。
茹でた後、どれくらいの塩分になるのか気になる方も多いはず。
今回は、「そうめん、うどん、そば」
それぞれの麺に含まれる塩分が、
茹でることでどれくらい減るのかを具体的に見ていきます。
今回の内容は、
「調理のためのベーシックデータ第6版」

そうめん

そうめんの乾麺100g(2束)には、
約5.8gもの塩分が含まれています。
そうめん100gを麺の10倍のお湯で1分ゆで、
火を止めてから1~2分蒸らします。

茹で上がったそうめんの塩分は約0.9gになります。
実に、茹でる前の塩分の約85%がカットされる計算になります。
うどん

次に、うどんです。
乾麺うどん200g(小2束)には、約8.6gの塩分が含まれています。
これもそうめん同様、茹でることで塩分は大きく減ります。
麺の10倍のお湯で10分茹でます。

うどんの重量は480gに増え、塩分は約2.4gになります。
そば
最後にそばです。
乾麺そば400gには約8.8gの塩分が含まれています。
麺の10倍のお湯ゆでます。

茹で上がりの重量は1040gになり、塩分は約0.1gまで減ります。
茹でる前の塩分と比べると、約99%もカットされるという驚きの結果です。
茹で汁は使わないのが大原則

このように、乾麺に含まれる塩分は、
しっかり茹でることで多くの塩分が外へでます。
減塩生活で大切なポイントは、
この茹で汁を料理に使わないことです。
茹で汁には麺から溶け出した塩分がたっぷり含まれています。
もし茹で汁をそのままつゆに使ってしまうと、
せっかく減塩した意味がなくなってしまいます。
塩分をさらに控えるための工夫
めんつゆにも多くの塩分が含まれています。
✓ 市販のめんつゆを減塩タイプにする
✓ 市販のめんつゆを薄めに作る
✓ 出汁をしっかりとって、風味を豊かにする
✓ 薬味をふんだんに使う
などの工夫をすることで、
より減塩につながります。
まとめ
今回は、「そうめん、うどん、そば」の乾麺を
茹でた後の塩分量について記載しました。
このデータは「調理のためのベーシックデータ第6版」参考にしています。
あくまでも参考になる数値であり、
使用する麺の種類や茹でる火加減などにより、
誤差が生じると考えられます。
麺類の塩分が気になる方は、
無塩の麺類が無塩ドットコムで購入も可能です。
塩分が多い麺類でも、
工夫しだいで減塩生活に使うことは可能です。
うまく減塩しながら
暑い夏を乗り切っていきましょう。

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