「塩分を減らしたら、なんだか料理が物足りない……」
「出汁を取るのは面倒だし、忙しくてそこまでできない!」
このように感じることはありませんか?
塩分を控えても、料理の満足度をアップしてくれるのが「うま味」です。
前回のブログでは、うま味を極める方法をお伝えしました。
今回は、実際に簡単にうま味が得られる食材を紹介したいと思います。
スーパーなどで簡単に手に入るものが多いので、
ぜひ減塩生活のアイテムとして考えてみてはいかがでしょうか。
そのまま「入れるだけ」使える食材
手間をかけずに料理の土台となる「うま味」を確保するなら、
乾物や冷凍食品のストックが最強の味方です。
まずは、そのままサッと使える食材から紹介します。
乾燥えび

- 使い方: 汁物や炒め物に、水で戻さずパラパラと直接入れるだけ。
- うま味: イノシン酸が豊富に含まれます。商品によって、塩分の多いものがあるので、使用するときには量に注意。
煮干し粉末

- 使い方: 味噌汁や和え物、チャーハンなどにサッとふりかけるだけ。
- うま味: イノシン酸が豊富に含まれます。粉末なの煮干しだしを作るのも簡単。カルシウムやビタミンDも含まれます。
3. 乾燥ホタテの貝柱・ホタテの粉末
- 使い方: 炊き込みご飯や中華スープにそのまま(または粉末を)少量加えるだけ。
- うま味: イノシン酸・コハク酸(魚介のうま味成分)が多い。塩が添加されている商品が多いので、使用するときには量に注意。
4. 切り昆布

- 使い方: 味噌汁や煮物に、そのまま投入。
- うま味: グルタミン酸が豊富に含まれます。昆布だしを作る代わりに、そのまま切り昆布を使えば具としても食べられます。
かつお節・かつお節粉末
- 使い方: 味噌汁や和え物にそのまま入れるだけ。
- うま味: イノシン酸が豊富。小さめのかつお節をそのまま使ってかつおだしにするのも簡単。
カット高野豆腐

- 使い方: 味噌汁や煮物に、そのまま投入。湯戻し不要で使える商品が多く、煮物の具として使いやすい。
- うま味: グルタミン酸が豊富。作る過程でうま味が凝縮されている。
ドライ野菜

- 使い方: 使う分だけ水で戻して使用。戻した水分にもうま味が出ているので、水分も一緒に使うとなお良し。
- うま味: グルタミン酸が多い。乾燥することでよりうま味が濃厚に。ドライ野菜はいろんな種類があるので、自分好みのものをセレクトするのも楽しい。
冷凍カット野菜

- 使い方: 炒め物や煮物などにそのまま投入。カットしてあるので包丁いらずで簡単。
- うま味:主にグルタミン酸が含まれます。
キッチンバサミで「カット」するだけで使える食材
包丁・まな板を使わず、キッチンバサミで簡単にカットできれば楽ちんです。
焼きのり

- 使い方: サラダや和え物に、ハサミで切って散らすだけ。磯の香りとうま味が、料理を風味豊かに仕上げます。
- うま味: グルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸すべて含まれる優秀な食材です。減塩のため、焼きのりをおすすめしますが、味付けのりも使い勝手は良いです。
切り干し大根

- 使い方: みそ汁、煮物などにカットしながら入れるだけ。
- うま味: グルタミン酸が多く含まれます。乾燥する過程でうま味がギュッと凝縮されています。
干し椎茸

- 使い方: 煮物・みそ汁などにカットしながら入れるだけ。
- うま味: グアニル酸が豊富に含まれます。グアニル酸も入っています。生の椎茸にはグアニル酸はほぼ含まれないので、うま味を活かすなら干し椎茸のほうが良いです。
きのこ類

- 使い方: 炒め物や煮物にカットしながら入れる。
- うま味: グルタミン酸が豊富。乾燥させたり、冷凍することでうま味が増すことが知られています。
ねぎ・葉野菜

- 使い方: よく洗い、カットして料理に加えます。
- うま味: 主にグルタミン酸が多い。葉野菜は包丁でも切りやすく簡単に使用できます。
減塩生活にうま味を意識して取り入れる
今回は、手間をかけずにうま味を摂取しやすい食材を取り上げました。
そのまま使えるものや、キッチンバサミでカットするだけで、
簡単に料理に活かせるものは意外に多くあります。
ぜひ、普段の生活で取り入れやすいものを使ってみてはいかがでしょうか。
グルタミン酸+イノシン酸またはグアニル酸を組み合わせる。
ここを意識すると、よりうま味をアップさせることができます。
また、おすすめの食材などあれば、教えていただけると幸いです◎









コメント